小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

光る君

中学生の時 学校の図書館に子ども向けの歴史書のコーナーがあって 放課後にはいつも そのコーナーへ行って (大鏡) など鏡 の付く本を好んで読んでいた。 藤原伊周と母親の貴子の別れの場面が 切なく 定子の不幸に心をいためた。 道長の横暴さに義憤を感じて…

洗濯ネット

洗濯ネットのファスナーが壊れた。 新しいファスナーを買ってつけ直すか、百均で新しい洗濯ネットを買うか~。 ここは長く生きてきた知恵、もったいない精神を働かせて、古いファスナー(古い布団カバーから取り外していた)で付け直す事にした。 部分的に糸を…

包丁

自分で時々包丁を研いでいるが 少しは切れるかな~という程度の腕だ。スーパーの横に 包丁研ぎます の看板のある店が出来た。うちにある切れない包丁を持つて行った。(あまり切れ過ぎないでトマトが切れる程度にお願いします) と言うと(そんな 微妙な注文は…

介護

老犬の介護施設の広告を見つけた。 娘の家族は中型犬を飼っていたが 後脚がマヒして いて 誰かが手を貸さないと動き回れない状態だった。後脚に犬用の車椅子を装着して前脚だけで歩いたり 後半身全体を人が帯状の布で釣り上げて 一緒に歩いたりしていたよう…

晴れた日

もうツツジが開きはじめてきた。黄砂で彼方此方の山は霞んでいる。紫陽花の葉が大きくなっているのに驚く。気の早いトンボがふらふら飛んでいる。洗濯物を外に干すか干さぬか迷うが、少し衰えた脚を踏ん張り ベランダ へ昨日乾ききらなかった洗濯物を広げる…

ワクワク

テレビドラマ ブギウギを見てから わたしも 毎日何かひとつ ワクワクする 事を見つけようと思った。 それは 他人から見てつまらない事であっても その時の自分が コタツの中から立ち上がるきっかけになる事柄であれば良い。 引き出しの中を片付ける事。買い…

取捨選択

今年の3分の1ほどの時間を 自分に優しく、ダラダラと怠けてきた。 4月からは 気を取り直して腰を上げよう。日記に書ける程の事はしよう。 これからするべき事をメモに書き出す。 病院行きが月に2回はある。 スーパーへの買い物は毎日。 衣類の取捨選択 アル…

住所録

友人が ケイタイの電話帳に亡くなった人の番号が増えていく と言う 私の紙の住所録は もうすでに使用不能になっている。斜線に埋め尽くされ、私の活動期の記録簿と化している。 新しく紙の手帖を買おうかと思うが 書く人の名も減り 2~3ページで間に合う。手…

過ぎ去った時代

もしドラえもんが “どこでもドア”を貸してくれるなら 私は未来よりも 過去の世界をのぞいてみたい なぜか未来には興味が湧かない 未来を思いえがく気力能力が落ちているのだろう。 それより 紫式部や清少納言の 素顔を見てみたい でも 平安時代に行っても 名…

秋明菊

秋明菊を頂いた 花びらがあちこちにかたむいて 花瓶に生けにくい。 去年も この菊のスケッチをした。 下描きだけで なかなか絵にならない。 構図がむずかしいのだ。 今年もスケッチだけで終わりそうだ こうして ゴミくずが増えていく。

感傷

もう数十年も前のお話 永く勤めていたスーパーが閉店になると聞いた時 最後の瞬間に立ち会いたいと思った。 蛍の光の音楽とともに シャッターが降りていくシーンを共有したい と思った。 その日 夕方近く 店の周辺で閉店の時をまった。 その時刻が来た。 店…

怠け者 

ちょっとくたびれて ゴロリと横になった。 ふと 友人の誰 彼の事を思う。あの友人なら こんな時ダラダラ横になってなどいないだろう! ここで あの人と私の差が付いているのよ きっと! のそのそと身を起こし やりかけの仕事をつづける。 切磋琢磨する友がい…

絵筆

絵の教室で 絵筆をサッサッサッと動かして 手早く塗り終えていると 先生が「もう少し味わいながら塗ったらどうですか」と言われて思わず笑ってしまった。 早塗りの競争をしている訳ではないのに 気がつくと セカセカと仕事を終わらせる事に熱中していた。 絵…

伝わる

お母さんはアタマの働きが鈍くなっている と息子が言う。 なにを小癪な! 偉そうに!と口の中でつぶやいて そのセリフを何処かで聞いたような気がする。 10代の頃 母に何か生意気な口を利いたとき 母がつぶやいた。何を偉そうに! と。 生意気なところは し…

伝わる

お母さんはアタマの働きが鈍くなっている と息子が言う。 なにを小癪な! 偉そうに!と口の中でつぶやいて 何処かで聞いたような気がする。 10代の頃 母に何か生意気な口を利いたとき 母がつぶやいた。何を偉そうに! と。 生意気なところは しっかり伝わっ…

貧乏性

テレビで貧乏性 というテーマで発言しあっていた。 もったいない精神は、わたしたちの世代にはしみついている。 雨の日に新聞を包んでくるポリ袋を、息子がビリビリ裂くのが気に入らない。 袋の端をハサミで切り落とし 新聞を取りだした後 ポリ袋はたたんで取…

地下街

地下街の階段をひとまがり二曲がり下りていると、方向感覚がすぐおかしくなる。 似たような店が連なり、人の流れにつられてキョロキョロしながら歩いていると、自分がどこにいるのかわからない。登山用のコンパスがいる。出口を見つけてやっと外に出ると、知らな…

5月の予定

パソコンが壊れて買い替えようかというとき、私に操作を教えていた若い先生が、パソコンではなくタブレットに替えるようにと言った。今にして思えば私の寿命を見越して安い方を勧めたのか と勘ぐっている。 パソコンでしかできないことも多く、といって新しく買…

ありのままで いこう

三月まで慌ただしく過ごしてきて 四月に入ったとたん半月板損傷の痛手を負った 見栄を張って 大きな荷物を抱えて階段を上り降りしていたのがわるかった 誰も注目しているわけでもないのに わたしまだまだ こんなに元気です と 無理して動いていたようでもあ…

スズメバチ

夜の10時頃 なんとなくテレビを見ていた時 部屋のなかに太ったハチが飛び込んできた台所の天井をぐるぐるまわる四つ折りにした新聞を振り回し はたき落とそうとすると私をめがけて 突進してくるしばらく バタバタと応戦しているうち 静かになったとみると換…

声音

帰省したついでに 何10年ぶりかに ふるさとの友人宅を訪ねた。私が名を名乗って 何秒かして やっと私とわかってくれた70年の歳月は 互いの風貌を ハゲシク変えていたようだ。当然 私にはすぐ 彼女とわかった。とめどもなく昔話をつづけた。 気づいたことがある…

力仕事

押入れや天袋の整理をしていて 椅子の上で脚を踏ん張り過ぎ 膝の筋を痛めてしまった 整理を中断して 出しっぱなしのまま 2か月たった まだ 力を入れて物を運ぶことができない 体力には自信があるつもりだったが あれは錯覚だったのだ。 力仕事は 70代のうち…

大暑

しばらく ブログを開くのを休んでいたら ブログ周りの広告が 葬儀社のものに埋めつくされていた。この間 かかりつけの医師に 「私 あと何年くらい もてそうですか」 と聞くと 「90くらいまで大丈夫でしょう」と 言われたばかりだ。暑中見舞を10枚ほど 書く予…

無患子(むくろじ)

むくろじ の写真を見つけた 黒い種は 追い羽根の 根元の球になり 皮は 私の子どもの頃は 押し揉んで 絞り出た汁を石鹸液のかわりに使った 写真を見ながら 描いてみた 皮のひび割れた味わいが うまく現せない 仲間に見せたら 苺? と聞かれた むくろじの真の…

気がつくと 一つ年をとっていた 時の流れは速く 行動力は鈍くなっていた梅の絵を描きたいと思い 近所の梅の木を撮りまくった 先生に 写生をみせると 実物の花 蕾を分解して 花の構造をスケッチするようにと言われる 梅の木に たどり着くと花は落ち若葉の芽が…

言葉の刃

にほんブログ村 ずいぶん昔の事になるが 姉が高校生 私が中学の頃のこと 姉が私に こぼした話がある 当時 学校には“小使いさん”という職種 今 用務員という人が 校内の住宅に住んでいた 姉が ある日の放課後友達と雑談を交わしていた時 何気なく “小使いさん…

意識調査

先の土曜日 某新聞社から電話があった 「今度の選挙についての意識調査をしています 回答おねがいします」と言われ承知した 性別 職業の後 年齢を聞かれ 80代と答えると 「あ、今回は80過ぎの方は けっこうです ありがとうございました」 と 電話を切られた …

電気代

昨年 特別給付金がでたのをきっかけに 冷蔵庫を買い替えた なんと24年間も 保たせたと 自慢していた冷蔵庫だ まだまだ使えるように見えた1ヵ月後 月1万を越えていた電気代が4千円台になっていた 何かの間違いだろうと 様子を見ていた前年度の電気代と付き合…

スマホ教室

にほんブログ村 スマホを新機種に替えた。 店舗では(初心者向けのスマホ教室)が開かれていた。 ライン、カメラ、Wifi 、メール、ネット、等々。 そのうちの幾つかを私も申し込んだ。 生徒は高齢者ばかり。 小人数で机の座席も身体的距離を取っている。 基礎…

つばめ

今年はじめての 燕を見た。 毎年巣を作る、商店街の看板の文字の上にとまっていた。 体つきが 例年の半分くらいの大きさだ。 声はよくとおる。子供の頃、私の家には毎年 つばめが巣作りに来た。 きっと代々同じ血筋のつばめが来たのだと思う。 その頃は、昼…