小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アンデルセンの生まれた地

北欧のデンマークを旅して来た知人が言った。 「あの地に立ってみて はじめて、 アンデルセンが ああいう物語を書いた訳が分かった」 と。 その土地に行ってみないと 分からない事は多い。 テレビの画面をみて 理解したつもりでいても 画面の向こう側にある 暑さ 寒さ…

花札

小学生の頃 姉と花札に熱中していた時期があった。 娯楽がすくなかったせいもある。 側を通りかかった父が 「花札ばっかり しとったら 馬鹿になるぞ」 と言った。 それからあと わたしたちは 花札のことを [馬鹿ナル] と呼ぶようになった。 「今から 馬鹿ナ…

ミニ菜園

腰を痛めて わずか一坪の花壇を耕しあぐね 「雑草を植えています」と 近所に挨拶していた。 見かねた近所の人が 代わりに花壇を管理してくださり 今は季節の野菜が植わっている。 時々 うちのドアのノブに時季の野菜が掛かっている。 それは ミニトマト5個だったり …

むかご[零余子]御飯

友人より むかご御飯が届いた。 猛暑にくたびれている間にも 成るものは ちゃんとな成っている。 舌先にちょっとざらつく むかごを 噛むと 淡い甘味がひろがる。 明日からまた がんばりましょう。 にほんブログ村

皿 茶碗

茶碗や皿など 気がつけばいつも同じものばかり使っている。 6年周期くらいで 使う皿、小鉢などは変わっている。 家族構成の変化 年齢による好みの変化もある。 シールを集めて子供の数だけのパン皿を獲得した事もあった。 今は軽く凹凸が少なく 白地に淡彩の柄…

敬老会

敬老会への案内状をいただいた。 「もうそんな歳?」 とも思うが こんな歳でもある。 1分間で何回膝の屈伸が出来るか 試していたのは いつの事か。 老人とみられる事を頑なに避けることは かえって老化現象を進めるような気がする。 ここは有難く会へ参加す…

青サギ

両手にスーパーの袋をさげて 信号の変わるのをまつ1、2分の間に 蚊に喰われてしまった。 傘までさしていたので 身動きがとれない。 橋の下の草むらから来たのだろう。 流れの速くなった川の中に 青鷺の魚をねらう立ち姿がみられた事で よしとしょう。

他人の見立て

友人が衣料の量販店に行くという。 ついでに私のTシャツを頼む。 自分で選ぶと 同じ傾向のものばかりを買っている。 自分では絶対選ばないものを 友人は勧めてくれるのだ。 それが結構似合っているのが面白い。

積乱雲が幾重にも立ち上がる 珍しい夕焼空をみた。 西洋絵画によく見かける 異様にはっきりした 黄金の雲の輪郭線 鎮まる 白 黒 青 茜色の雲の峰。 日が落ちるとそれは雷鳴と雨に変わった。

選択

[あふれる情報をどう選択するか]という番組を見た。 1 省略する 2 分類する 3 優先順位をきめる で事を振り分けていく由。 何事も優先順位のとうりに事を起こすのが 一番むずかしい。 いつか脳科学者の茂木健一郎氏が 「自分は必要ならば一秒で行動に移す…

南天の絵

南天の絵の構図が決まった トレーシング ペーパ-に引き写して 再びパネルに描き写す。 ここからが息の長い作業が待っている。 岩絵具の足りないのを補充しなければ。 それより気力を持続するのが第一だ。 ある画家が言っていた。 「いつもいつも描く気が満々という…

百日紅と夾竹桃

父は さるすべり が 品がよくて好きだ といった。 きょうちくとう は花が毒々しいとも言った。 そんな一言が無意識のうちに 私の価値観のなかに沈んでいて 百日紅を見ると 風雅をかんじ 夾竹桃を見ると 暑苦しくかんじるのは 一言の 影響力 先入観の力がいか…

今どきの蚊

近頃の蚊は進化したものだと思う。 子供の頃は 脚に止まった蚊が血を 吸いつくしたころを見計らって パチンと打つのが 常道だった 今は違う。 かゆィッ と思った時は蚊の姿はなく 飛びながら刺す蚊を 動態視力の落ちた目で追う有り様だ。 人を侮って顔のまわり…

数独

新聞に載ってくる 数独を解く マス目を全部埋め尽くした時の感覚を どう表現すればよいか。 達成感でもなく 疲労 目の疲れ 何が何でも埋めずにはいられない集中力から開放されて 憑きものが落ちたような気分。 猫がネコじゃらしに飽きた時って こんな感じか…

光る糸

窓の外に細い光がはしった。 ガラス戸を開けて目を凝らすと 2間ほど離れた立木の枝から枝へ 蜘蛛の糸が渡っている。 木の葉が揺れるにまかせ 光の線も 右から左に揺れる。 蜘蛛はどうやって木から木へ移ったのか。 二羽の蝶が蜘蛛の糸にも気づかず通り過ぎて…

名医

皮膚科の病院にて 「先生 この脚のシミ 何とかなりませんか」 と言うと医師は私の脚をしげしげと診て言った。 「老化現象ですから 治りません しかし よい脚です 体を支える立派な脚です」 「えー! 立派な?」 受付で言われるまま 診察代を払って 今まで粗末…

切り抜き

新聞の小説を切り抜いている。 40年ほど前 井上靖の(星と祭)を切り抜いたのがはじまり。 その後 切り抜きは腕があがり 相当たまった ・(天上の青)曾野綾子 ・(許されざる者)(韃靼の馬)辻原登 ・(等伯)安部龍太郎 など、大事にとっている。 本にな…

だだちゃ豆(枝豆)

お中元に だだちゃ豆を頂いた。 山形県鶴岡周辺の特産品の由。その地方在来種の枝豆だそうだ。 ちょうど ぜんざいを作っていたので 出来上がりに枝豆を散らしてみた。 薄緑色の豆が全体と調和して 良い感じになった。

南天(なんてん)

南天(植物)のデッサンをする。 F8号のパネルの構図がなかなか決まらない 絵の先生に 根元から枝先まで描きたいと言うと 「小さなパネルに全体を描き入れると画が矮小化する。 30号くらいのパネルなら良いが」 と言われる。 傑作をものしようと思ったが 結…

ブログ へのささやかな挑戦

パソコンの操作の理解度が遅々として進まない私に業を煮やした若い先生が 「ブログをはじめてみませんか」 と言われた。 文字を入力したり 切ったり貼ったりいろいろ操作するので 少しは上達するだろうとの事。 そんな理由で[ブログ]とやらを始めることにな…

キッチン タイマー

キッチン タイマーの音が弱くなってきたので 電池を入れ替えに行くことに した。 途中 若い友人に会い 電池の消耗の早いことを愚痴ると 彼女はタイマーの音を確認して 5メートル先でも聞こえるという 一瞬 晩年の母との会話に新聞を丸めて筒にし 母の耳に押…

プロローグ

終戦のとき小学2年生でした その頃の自分と今の私は、 ほとんど変わっていないと思います しばらく開けたことのない戸棚を整理した時 20歳ごろのノートが出てきました 筆跡が今とほとんど変わっていませんでした 成長していないのか 変化しないものなのか ノ…