小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

2023-01-01から1年間の記事一覧

住所録

友人が ケイタイの電話帳に亡くなった人の番号が増えていく と言う 私の紙の住所録は もうすでに使用不能になっている。斜線に埋め尽くされ、私の活動期の記録簿と化している。 新しく紙の手帖を買おうかと思うが 書く人の名も減り 2~3ページで間に合う。手…

過ぎ去った時代

もしドラえもんが “どこでもドア”を貸してくれるなら 私は未来よりも 過去の世界をのぞいてみたい なぜか未来には興味が湧かない 未来を思いえがく気力能力が落ちているのだろう。 それより 紫式部や清少納言の 素顔を見てみたい でも 平安時代に行っても 名…

秋明菊

秋明菊を頂いた 花びらがあちこちにかたむいて 花瓶に生けにくい。 去年も この菊のスケッチをした。 下描きだけで なかなか絵にならない。 構図がむずかしいのだ。 今年もスケッチだけで終わりそうだ こうして ゴミくずが増えていく。

感傷

もう数十年も前のお話 永く勤めていたスーパーが閉店になると聞いた時 最後の瞬間に立ち会いたいと思った。 蛍の光の音楽とともに シャッターが降りていくシーンを共有したい と思った。 その日 夕方近く 店の周辺で閉店の時をまった。 その時刻が来た。 店…

怠け者 

ちょっとくたびれて ゴロリと横になった。 ふと 友人の誰 彼の事を思う。あの友人なら こんな時ダラダラ横になってなどいないだろう! ここで あの人と私の差が付いているのよ きっと! のそのそと身を起こし やりかけの仕事をつづける。 切磋琢磨する友がい…

絵筆

絵の教室で 絵筆をサッサッサッと動かして 手早く塗り終えていると 先生が「もう少し味わいながら塗ったらどうですか」と言われて思わず笑ってしまった。 早塗りの競争をしている訳ではないのに 気がつくと セカセカと仕事を終わらせる事に熱中していた。 絵…

伝わる

お母さんはアタマの働きが鈍くなっている と息子が言う。 なにを小癪な! 偉そうに!と口の中でつぶやいて そのセリフを何処かで聞いたような気がする。 10代の頃 母に何か生意気な口を利いたとき 母がつぶやいた。何を偉そうに! と。 生意気なところは し…

伝わる

お母さんはアタマの働きが鈍くなっている と息子が言う。 なにを小癪な! 偉そうに!と口の中でつぶやいて 何処かで聞いたような気がする。 10代の頃 母に何か生意気な口を利いたとき 母がつぶやいた。何を偉そうに! と。 生意気なところは しっかり伝わっ…

貧乏性

テレビで貧乏性 というテーマで発言しあっていた。 もったいない精神は、わたしたちの世代にはしみついている。 雨の日に新聞を包んでくるポリ袋を、息子がビリビリ裂くのが気に入らない。 袋の端をハサミで切り落とし 新聞を取りだした後 ポリ袋はたたんで取…

地下街

地下街の階段をひとまがり二曲がり下りていると、方向感覚がすぐおかしくなる。 似たような店が連なり、人の流れにつられてキョロキョロしながら歩いていると、自分がどこにいるのかわからない。登山用のコンパスがいる。出口を見つけてやっと外に出ると、知らな…

5月の予定

パソコンが壊れて買い替えようかというとき、私に操作を教えていた若い先生が、パソコンではなくタブレットに替えるようにと言った。今にして思えば私の寿命を見越して安い方を勧めたのか と勘ぐっている。 パソコンでしかできないことも多く、といって新しく買…

ありのままで いこう

三月まで慌ただしく過ごしてきて 四月に入ったとたん半月板損傷の痛手を負った 見栄を張って 大きな荷物を抱えて階段を上り降りしていたのがわるかった 誰も注目しているわけでもないのに わたしまだまだ こんなに元気です と 無理して動いていたようでもあ…