小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

2014-01-01から1年間の記事一覧

暮の一日

正月前で混んでいる銀行の ATMに並ぶ 5~6人が操作しているのを 待つ 操作している人は みな同じ角度で首を曲げ それぞれ 首の形に個性がある 首に シップを貼っている人がいる 私と同じところだ あの人も首が回らないのだろう 葉付の蕪を買った 生き生きした葉…

名前

40数年前 長男が生まれた時は 時間切れで 平凡な名前しか つけられなかった 次男の時は知恵を総動員して 良い名前をつけようと ふるいたった 父が ” 徳二 ” はどうかと言う なんでも 成功者の名だとか そんな 爺さんのような名前は かわいそうだと 候補から…

夢をみた 記憶の破片が混じりあい 願望や期待と共に 思い出したくもない事柄も 遠慮無く現れる 目覚めたとき こころが軽く晴れやかなときがある 色で現すなら オレンジやピンクの気分に包まれている 何か 心躍る瞬間を 垣間見たのだろう 反対に こころ重く 涙ぐん…

菊花カブ

菊花かぶ という ひと品を まだ自分で作った事がない 何となく ひとが作ったものばかりを 食べてきた 祭りの日 母や祖母の手になる 菊花蕪の酢の物の鉢は 応接台の真ん中に 必ずあった 簡単に出来そうで 作るとなると 砂糖や塩 酢の加減を確かめるのが面倒で…

掃除

あと10日あまりに 少ない労力で 効果的な掃除をするには どうするか ※ 一度にやろうとしない ※ 少々の事には目をつぶる ※ 完全を目指さない ※ 出来ないことは来年に持ち越す ※ イライラしない これと反対の事は 簡単に出来るのですが・・・ にほんブログ村

宝くじ

宝くじ販売 明日まで! の立て札がある 売り場に行列ができていた 4~5メートルずつ離れて 売り場は2~3ヶ所あるのに 一つところだけ人が多い ”最後尾” のプラカードを掲げた警備員がいる 迷わず長い方の列にならんだ この場所が当たりが出やすいと 誰もが信じている…

年末

一息ついた時は 年の瀬にはいっていた 嬉しい事が あった 今年の絵画の教室での 制作展に出品した 私の絵を 古い友人が ご祝儀に買い取ってくれた事 素人の画なので 額代+材料費を頂いたくらいだが 下手でも描き続ける励みになる もう一つの 書く事が好きで…

広告

ファンデーションの広告を見ていて 笑いそうになった 1、 年齢肌でも 素肌感のある 軽い仕上がり とあり 年齢肌 のところに小さく ※ が付けてある 末尾に ※は 年齢を重ねた肌 と注釈があった この広告文を作った人は どんな人か知りたくなった 年齢肌 という熟語は…

洗う

見上げると 青一色の 空がひろがり 今日も晴天の一日だった この4日間で 毛布8枚 シーツ3枚洗った 干せるところは 何処にでも干している 椅子も 踏み台も 脚立も 総動員だ 干場がなくなったら カーテン レールに吊すつもり 秋分の日までには なんとか乾き切るだろう 2…

筆跡

実家に行った時 物置の箱から出てきた と 私が10代の頃に書いた 古いハガキを渡された 昭和30年代の 1枚 5円のハガキ。 黄ばんだハガキの 字を見て驚いた 昨日書いた日記の字と 変わらない ◯△市の ” 市 ” の 縦画(たてかく)が よろけたさま等 今と同じだ 中学の…

天井

他所のお宅を訪問して いちばんに感じるのは 天井を含めた 全体の空間の 雰囲気だ 中でも 天井の様子が意外に印象に残る 天井の 明るさ 暗さ 色 広がり具合が その家の記憶として残る 寝転んで何となく天井を見ていて 自分の家の天井には 注意が行き届いてい…

生保

息子が お母さん名義の生命保険が満期になった という そう言えば 以前 生保か何かの紙切れに 署名捺印した 名義料は? と聞いたら そんなものはない 保険料は僕が支払うのだから と言った 私が ほかに加入している生保は 掛け捨てで 保証は八十歳まで 私は …

やっと夏の陽が戻ってきた この 一週間で ため込んでいた毛布を 洗うぞ! 一日二枚 五日で六枚 の予定 週末まで 晴天が保つよう ベランダに出て 頭上の満月に 希を託す

「 薬を定時に飲み忘れたので 大体の間隔を計って 飲みました 」 と言うと 医者は目を三角にして言った 「 日本人はこれだから困る 薬の効能が 効きやすい時間帯と 量を処方しているのに それでは 自分が医者になって 勝手に処方しているのと同じだ 飲めば良…

帰省

雨の中を 娘と孫達が笑顔で手を振って 帰って行く 角を曲がるまで見送る さてと シーツやカバーなどを 洗う段取りを考えながら テレビの前に座ったつもりが そのまま ごろりと寝てしまった カミナリの音に 目覚めたのは 3時過ぎ 娘が 「 風呂場の天井や タイルの目地は 綺…

やもり

夕方になると 小さな守宮(やもり)が 網戸に現れるのに気付いた まだ若いのか 動きが速い 体幹4センチ シッポの長さ3センチくらい あっという間に 網戸を斜めに駆け抜けていく しばらく 姿がみえなかったので 若さのあまり動きすぎて 壁から落ちたか 事故にでもあ…

花びら

夏の盛りというのに 桜の花びらを 一枚いちまい 描いている 他の人の絵は 次々と仕上がっているのに なまけていた私は 時間が止まったままだった 描きかけのパネルに 再び挑戦する 先生が ( 胡粉の使い方がうまくなった ) と助け舟を出してくださる 筆先に集…

バスのなかから 街並みをながめていて気付くのは 幹線道路のところどころに 鋭角の横道が交わっていること 当然 角は三角の建物になっている そんな場合 細い方の道が旧道で 広い幹線道路は後から押し通した感が強い 分断された旧道は それでも道を越えて 細…

鍼( ハリ )

知人に鍼(ハリ)を勧められた ハリで メニエル病のめまいが おさまったそうだ 行ってみた ハリ というと 縫い針を連想していたが 産毛の先くらいの 細いハリで 皮膚にうたれた瞬間 パチパチとシャボンタ玉が割れたような感覚だ 炭酸水を飲んだときよりも かるい刺激 利いたか…

デッサン

テレビで 高校生を相手にデッサンの指導が行われていた 石膏の像を逆さまに立てて それをスケッチするのだという 人の眼は 物を正確に見ていないそうだ 脳が先走りして 辻褄を合わせるのだという 人の姿 と思えば 鼻の高さ 目の位置など 脳が こうあるべき と 思い描…

取説

昼食に コンビニで おにぎりを買ってきた 同じおにぎりを買った友人は もう 袋をさいて食べはじめている おにぎりの包装に 1、2、3、と番号がうってある ” 印刷してある 番号の順に開けて下さい ” とあるので その通りにしていると 友人が 「 何を 面倒なことを…

働く

戦前 私の家は 菓子屋を生業にしていた 菓子と言っても 煎餅 落雁 焼き菓子 飴などの 駄菓子の製造と販売で 家の中は いつも あまい匂いがただよっていた 家内作業だから 家族全員が働き手だ 4歳の頃の 記憶がある 私は 曾祖母が煎餅を焼くそばに座り ひいば…

犬の服

友達に聞いた話 東京に所用で行ったら 出会う犬 出会う犬が みんな 洋服を着ていて ウチの犬だけが はだかだった。 と みんな ということは無いだろうが 犬の服も世間に定着したものだ 昭和30年代 生地屋や洋裁店が盛んだったころ 裁ち落としの布で作った犬…

初蝉

耳鳴りか それとも目覚ましのアラームを ONのままにしていたかと 二階へ上がってみる 特に変りはない 細めに開いていた窓を いっぱいに開けてみた 蝉の声が朝の冷気とともに 流れ込んでくる 遠くから低く 近くの木々から高く シャキ シャキ と歯切れよい音が 心地よく…

人の顔をみれば アメをくれる人がいる みんな 気のいい人だ 断る理由もないので 「 ありがとう 」 と頂く そのわずか2~3個の積み重ねが ここ2~3年の間に プラスチックのビン一杯になった 食べるつもりは ないのだが 食べ物を粗末にする事に 罪悪感があるので 捨て…

窓際に立って 近所の人の丹精の菜園を見下ろしていた トマトや胡瓜の葉が 日ごとに緑深く たくましくなっている 白かった実も 赤味をおびて つややかに光っている 畑の隅に立つ 棒っ杭の先に 小鳥が飛んで来てひと休みした スズメより大きく ヒヨドリより小さい 体を…

洗濯バサミ

ベランダの タコ足型のハンガーに 満艦飾の洗濯物が 揺れている 干した洗濯物をみるのは 気持ちのよいものだが 何となく 違和感があるのは 洗濯バサミの色が ケバケバシイ のだ 息子の部屋から あふれ出たガラクタの中に 100均の洗濯バサミが 袋のままあったのを もったいない…

蜻蛉

草刈りのすんだ 芝生の上を 蜻蛉の ひと群れが ふわり ふわり 特に急ぐふうでもなく 行きつ戻りつしている 近くの田圃から 飛んできたのだろう バスの路線の両側には 青田が広がっていた 苗の葉先は ピンと背を伸ばし 水面に梅雨晴れの空が写っているのが 景色…

ふとん

子供の頃 うちには よそ行きの布団 というものがあった それは 客用というより 医者が往診にきた時 診てもらう家族が 寝る布団だった 他人に見せる布団だ 病気の間は ビロードの掛襟のついた 上等の布団に寝られた 快復すると 元の固い絣のふとんに 戻った か…

エクセル

梅雨時に起きやすいという メニエル病にみまわれ 頭をつかうことを 中断していた それでも 日々の暮らしはある 最低のことだけはする 新聞は マンガと小説と いくつかのコラムをよむ テレビは頭にひびくので みない 買い物も 同じ道の 同じ側をあるいて 公園の 同じ 車…