小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

干し柿

10日ほど前 八百屋の店先に渋柿を見つけ

 干し柿作りを思い立った

  20個ばかりを 物干し竿の隅に干した

もう3分の2くらいに縮んで 表面は乾いてきている

  まだ見ただけで渋そうだ

 

子供の頃 祖母が軒先に干した柿を 

  まだか まだかと押し揉んで 甘くなるのをひたすら待った

  兄姉 私で 自分の取り分に印をつけて 牽制しあった

  食べ頃になった 私の柿を 誰かに取られて泣いたりわめいたりした

 

誰もが貧しく ひもじく衣食住に不自由だったあの頃なのに

  思い出は甘美で切ない…