若い人に ( 私は 髪を洗うのは3日に1度くらい ) と言うと
え〜っ と驚かれた
髪の量も減り 毛も細くなり 両手の内に収まってしまうのだ
驚くことはない 朝シャンなどがはじまったのは
ガス湯沸し器が普及した
たかだか30数年ほどの歴史でしかない
平成の時代の長さだ
平安時代は貴族の方々でも 長い髪を洗うのは月に1度くらいだというと
庶民はどうだったのだろう
昭和20年代 風呂に入るのも
私の家族は 冬は3〜4日に1度だった
石炭で焚くので 内風呂があっても毎日はたてない
銭湯に行くにも家族全員の風呂銭ともなると馬鹿にならなかった
ガス一つでお湯が沸く湯船になれてしまうと
風呂をわかす苦労など思い及ばないだろう
温泉などがどれだけ貴重な自然の恵みであったかは
現代の人はわかりにくいものだ
そのガスで沸いた湯に浸かりながら
風呂に入れる 今の幸せを享受している