白内障の手術をした
術後 はじめて見た色彩の鮮やかさは どう表現していいのだろう
瑞々しい透明感というか 本物の色はこれなんだよ と
せまってくるような 迫力があった
子供の頃はこんな見え方をしていたのだ とあらためて思う
信号の緑色が 水からすくい上げたように すっきりと美しく
我が家の冷蔵庫でさえ 白が 眩しく感じられた
白は 色であって無色ではないと
風景の中の あちこちに輝く
白色を見つけて思う
この感覚を持ち続けて
和紙の上に色の多様さを表現出来たらと思う