小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

席次

親戚の法事に招かれるごとに 

 私の席が 徐々に 

 床の間に近づいているのを かんじる

  床の間の近くは 白髪の老人の座と決っていたのに。

 

私より上座には 昭和ひとけた生まれが 

 ひとり ふたり 座するのみ

 だんだん崖っぷちに 押し上げられていく ここちがする。

 

末席には乳飲み子をだいた 母親や 

  茶髪 黒髪の 息子娘たちの 若やいだ空気がただよい

 上座は 世の荒波を 生き抜いて 

  余分な水分のぬけた 枯れた 人達がすわる。

 

しかしながら 私は 仕残している事が多い

  まだまだ 私の席は 

  明け渡す訳には いかないのだ

  ここは しがみついてでも 頑張って生きよう。 

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