パチンコ と聞くと夫のことを思い出す
パチンコが止められないまま 人生を終わった。
止められない理由を 他に転化して己を納得させていた。
そんなにパチンコが好きなら パチンコ型の墓石を立ててやる
と 高校生の頃の息子が言ったこともあった
今は 変に父親の心理を理解したふうに
父さんがパチンコにのめり込む気持ちがわかった 等と言う
玉が入った瞬間の 感覚が 何とも言えないのだそうだ
釣りで 大魚を釣り上げた瞬間の興奮とでもいうのだろうか
夫が 今 健在なら 特別給付金10万円は喜々として パチンコ店に納めるだろう
はやく逝って残念でしたね その分 国に負担をかけずにすみました
テレビに映しだされる パチンコ店の前の行列を見て
いろいろな人生を 想像してしまう