気がつくと 腕に掛けていた 合繊の手提げ袋がない。 さっき顔見知りと 挨拶を交わした時 腕を滑り落ちたのだ。 空袋だったので重さの感覚がなかった。 振り返ると 二十メートルくらい 後ろに 風をはらんで パタパタしている 私の黒い袋が見えた。… 病院で診察をす…
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