ふる里の 実家の近くにある家が取り壊されて
空き地になっていた
子供のころ 何度も遊びに行って 間取りなども知っていた
コンクリートの跡など見ると その頃の景色が見えてくる
噴水や鯉のいた池も 埋められ
造作に凝って 高い縁の下まで取り込んで造られていた池は
何処にいったか 瓦の破片や土砂に覆われている
あの家が こんなに狭い地面に建っていたのか
子供の頃は大きな家に見えたのだが・・・
遺跡の 建物の礎石だけの地を見学する時など
その地面だけを見てしまうが
曾て その上に建っていた物を
立体的に思いえがくのは 想像力がいると思った
個人の小っちゃな家でさえ そうだから