補聴器
補聴器を買う決心をした
ここぞと思う店を決め 試聴する期間もすみ
明日は 店に購入の意思表示をするという日
フッと これは息子に一言いっておかないと後がうるさい
とおもい 言った
私「 ちょっと頼みがあるンよ 補聴器を買うつもりだけど
◯◯万円貸してくれン 」
息子はエッ と顔をこわばらせて立ち上がった
息子 「 貸しはするけれど 一ヶ月くらいはいろんなメーカーのものを
あれこれ比較して 慎重に決めンと 今すぐ貸すわけにイカン 」
その上 妹にデンワして 何処のメーカーのがよいか調べさせている
息子 「 お母さん あんまり出歩かン ほうがよいよ どっかで
高額の物を売り付けられそうな気がする 」
私 「 あんたも 身をかためたらどうね
何十年か後に 孤独死したらどうする 」
とは 口の中で言った
私の中では すでに買う事に決定しているのだ