人の顔をみれば アメをくれる人がいる
みんな 気のいい人だ
断る理由もないので 「 ありがとう 」 と頂く
そのわずか2~3個の積み重ねが
ここ2~3年の間に プラスチックのビン一杯になった
食べるつもりは ないのだが
食べ物を粗末にする事に 罪悪感があるので
捨てられない
食糧難の時代を知っているので なおさらだ
イカ足の珍味の入っていた プラスチックのビンは
色とりどりの飴で飽和状態だ
ある日突然 食糧事情が激変して
食べ物がなくなった時
この飴のビンが 戸棚の奥から現れて
息子達を一時的にでも
飢餓から救ってくれるのではないか
との 親の思いも 捨てるのをためらわせている一因
そこで また 手頃なプラスチックのビンがあれば
取っておこうと 気をつけている 日々・・・なのだ