月に一度の 不燃物回収の日は 朝から気分爽快だ。
たまった 空き缶 ﾋﾞﾝ その他 一掃したいｶﾞﾗｸﾀを
市指定の袋に つめると
それだけで 寿命が一日のびた気分。
それなのに 倉庫の前まで出して 準備していた袋を
10mほど先の ｺﾞﾐ置き場へ 運び忘れて
一ヶ月を棒に振った時の 無念さは 地団駄踏みたいばかり。
街の美観上 日が落ちてから ｺﾞﾐをだすのが決まりで
その夜は 気に入ったﾃﾚﾋﾞの番組を見つづけていた
気付いたのは 収集車の ｳｲｰﾝ ｶﾞﾁｬｶﾞﾁﾔ という音を
風呂のなかで聞いた時。
去っていく車の音を 恨めしく聞いた。
