鏡は50センチくらいはなれて見る
近視の効果で 顔の難点がぼやけて
一時的にでも 自分を ごまかせる。
たまに 顔を近づけすぎて 現実を知ることもある。
若い頃は 色の白いのだけが 取り柄だった。
それが失はれた今
何をもって 自分を立て直すか
幼いときの私は
祖母は生まれた時から 皺だらけなのだ と思っていた。
若い日の祖母を 思い描くことができなかった。
今 孫たちの目には
同じように映っているのだろう。
少なくとも周りに不快を与えないような
清潔感だけは 維持したいと思う
日々である。