小路(こみち)のブログ

趣味の絵やその他日々感じたことを綴っています

山桃

梅雨のころになると 思いだす果物がある 子供の頃 父方の親類の家へ いとこ達と よく出かけていた 親類は山ふところにあり 途中乗り換えの駅があった 単線の列車待ちの間 駅前に並ぶ行商のおばさんの 天秤の荷の中に 紫色に光る山桃(楊梅) を見つけた時はう…

枇杷

玄関のドアの前に 葉付きの枇杷が一房 置いてあった 留守中 近所の方が届けて下さったようだ すずなりの枇杷を 口を開けて見上げていたのを 見られたらしい 実も葉も小振りで 葉柄や実は うぶ毛におおわれていた 今日はスケッチする暇がない 実に張りのあるうちに…

グループの名

妹が 「鶏の会 と言うグループを 立ち上げようと思う」 と言った PTA の母親の会が 発展 高齢化したものだという 鶏は 三歩 歩かぬうちに 物を忘れるから・・ だとか コケ・・ の時点で 朦朧となり コッ コッ で完全に忘れているそうだ 憂さを忘れるのなら 結構な…

パン売り場で

スーパーで パンのコーナーの とりどりの菓子パンの中から 一つを選んで 籠に入れていると 側に居た人が 同じ物を手にとって籠に入れている 場所を替えて 違う棚ののパンを選んで 籠に入れていると その人が また 同じパンを籠に入れる 今度は別の棚の前で ジッと立って…

花の鉢

私は草花を育てるのが 苦手だ それなのに 狭い部屋の一番良い所に 花の鉢が4個 居座っている 全部が頂きものだ 頂いた時期も 贈り主も違うので 統一感がなく それぞれが己を主張している いつ 贈り主が現れるかしれないので 枯らすわけにいかない 蘭の花など…

慎重さ

知人に 車の流れている通りを 平気で横断する人がいる パッと左右を見て サット渡る 私はいつも 置いて行かれる 彼女は 薙刀 を習っていたそうだ 薙刀を習った事が 道を渡るのに 有効に作用したのかどうか 分からないが 体が敏捷なのは確かだ 私も木登りが得意だ…

立ち話

スーパーで買い物をすませ 帰りを急いでいると 顔見知りの婦人が 誰かと立ち話をしていた 邪魔にならぬよう 横をすり抜けると その婦人が 「じゃあ~ 奥さん 私 あの△△さん(私のこと) に 連絡があるので では 又ね」 と言って 私の方に走って来た 「何でしょう…

発声法

耳の 聞こえ方が悪くなって 気がついた事がある 話される言葉が 明瞭に聞こえる人と 何を言っているか分からない人がいること。 アナウンサー・幼稚園の先生・小学校の先生等 の言葉はよく分かる 口をしっかり大きく動かして発音されるので 語尾がはっきり聞こえる…

育て方

「近頃の若い人は」 と40代の女性が言った 遠方に住む若い人のために わざわざおみやげを買って持って行ったのに 「要らないので 持ってかえって」 と言われたそうだ 「親の育て方が悪いのですよね」 と彼女は言った 何日か前 私は 90代の女性に 「あなたは …

珊瑚色

久しぶりに会ったひとが 珊瑚色のイヤリングをしていた 淡いクリーム色の服と よく調和して 若やいだ雰囲気をかもし出していた 珊瑚色は 年齢に関係なく使える色と思う 装う ことは自分だけでなく 人の眼も楽しませるものと知った 私も 何処かに使いたい色 と思った …

切り抜き

ミニマリストのブログを見ていると ”新聞や雑誌の切り抜きは無駄” という意見があった 私は よく切り抜きをしており カッターは いつも手の届く所にある 何かの記事に 切り抜きたいと思ったら 時を置かず 手で破いてでも切り取るべき とあった そうしないと 何処かへ紛…

後継者

知り合いが浮かぬ顔でいるので 聞いてみると 行きつけの病院が閉鎖されたので 今後 何処の病院へ行けばよいかわからず困っている と言う なんでも 院長が高齢で 後継ぎもいないので廃業された由。 「そういえば 院長先生は近頃耳が遠くなられたと感じていた…

ついの 棲家

知人の女性が 郊外の家を売って 市内の中心部のマンションに住み替えている 中心地で盛り場にちかいため 住人には そこで働く女性もいるらしい 知人は 友人から 「貴方のマンションは愛人マンションね」 と言われたと苦笑していた 各戸のオーナーは他所に住んでいて部屋を貸して…

もったいない

生来の貧乏性が 未だに抜けずにいる 服の生地を裁つ時 型紙を入れあわせて 布地を無駄なく使うのだが 裏地の方も 隅のほうからキチキチにつめて裁っている あと何度使う事があるか知らないが 裏地の 広く残っている真ん中あたりから ド~ンと使う勇気と言おうか …

求人欄

何故か 求人案内のチラシを見る癖がある 私にも出来る仕事があるかと 思うのだ 時代によって 求人の内容は変わってくる 今 多いのは 介護関係 病院の給食関係 食品製造業のパート 等 介護関係 は 私が働くより お世話になる率が高い 洋服のリフォーム の仕事がないか見…

干し大根

若くて見るからに華奢な 母親が 自転車の前と後ろに 幼児を乗せて 器用にバランスを取りながら スイスイと歩道をすぎていくのを見て いつも感心する あの細い体のどこに 筋力が付いているのだろう 筋肉の密度が違うのだろうな 今の私は 歩いている自分の体の バランス…

青あらし

昨日やっと公園へいった 芍薬はどうなっているか 半ばあきらめながら 坂を登ると 芍薬の群がりが見えてきた 花は殆ど落とされていた 点々と残った花も 既に衰え縮み 花を求めて登って来た人達の視線も 紫陽花の葉の方に 惹き寄せられていた 木々を渡る風に …

落花生

千葉県の知り合いから 特産の殻付きのピーナッツが届いた 採れたてのピーナッツで よそとは一味違うらしい 殻付きは口にいれるまでに 手続きがある 少し力を入れて殻を割る 中から ひと粒かふた粒 実を取り出す 薄皮をはぐ 取り出した実のゴミを払って 口元に持ってい…

ミニマリスト

ミニマリストのブログをよく見る その中に ”ひとの物は断捨離する事はできない” とあった たとえ親子 夫婦であっても 考え方の違う人の物を 勝手に処分したり それを強制する事はできない由 強要する事はミニマリストの目ざす方向とは違うのだそうだ 片付けは手段であって…

雑草

玄関前の 座布団 2~3枚分くらいの地面に 雑草が伸びており見苦しい 何とかしたいと思いながら 伸びていくのを見ている 雑草にも爪の先くらいの 可愛い花を付けているのがある 一番多いのが どくだみの新芽 根がしっかり張っている どくだみ は絵の題材になる…

女性

同年輩の男性に聞いた話 自分は好きなことも充分した いつ死んでもよいと達観していた ところが軽い脳梗塞で 救急車の世話になったとき 非常に うろたえてしまった 自分の生死観は 動物としての本能に 負けてしまう程度のものだったのかと 悩んで 奥様に話た…

また 芍薬

朝一番にデンワがあった 知り合いが 芍薬を5、6本頂いたので取りに来るように と言う 寒さが続いて 開花が遅れたのだろう と言った これは 公園の花も希望がもてそうだ 公園行きは保留して 花を貰いに行った 瑞々しい葉と薄いピンクの花弁が 雅な雰囲気を湛え…

芍薬

公園の芍薬のスケッチに行きたいと 花の咲くのを待っていた 4月の末 待ちきれずに出かけた 硬い蕾ばかりが 無数に伸びていた 5月のはじめには開くだろうかと 心を残して帰った 5月の2、3、4日 めまいが起き 仕方なく寝ていた 友人が もう行っても散っていて無駄…

スーパーの袋を下げて 帰りを急いでいた 日曜日のせいか車道は こちらも向こうも のろのろの渋滞だ 気が付くと 昼日中なのに 50メーター先のバス停までの間 歩いているのは私ひとりだった ざっと見て 50台はあろう車に 5~60人の 乗っている人 歩いている ただ一人 4…

椿の葉

明るい居間から 玄関の方へ二三歩いったところで 体がすくんだ ゴキブリ! 足先が硬直して思わずつま先立った よくよく凝視すると 木の葉が一枚落ちていた 椿の葉っぱだ 花瓶の水を替えた時 落ちたのに気づかなかった ゴキブリが気味悪くなったのは いつ頃から…

陶芸教室

知人の通う陶芸教室の 発表展示会を見に行った 十数人の生徒の作品展で はじめて二~三年の人もいれば 年季の入った人もいる 知人の作品は 平たく伸ばした 魚の形をした 陶板だった 太った魚もいれば 細長いのもいる タコやイカもいる 胴体には鱗だけでなく 藍や…

暖簾

居間の暖簾が 20年ちかく 同じものだったのに気付いた あまりに毎日見慣れていて 目に入らなかった 柄は あまり気にいらなかったのだが 夫が買って来たものなので 夫の顔をたてて 掛けていた もう外しても 文句を言う人はいないのだが どうでも良いような気…

こたつ

クリーニングの済んだこたつ布団が届けられた さて これをこの冬 使うかどうか 思案のしどころだ 使えば必ず こたつの中で寝るのは分かっている こたつの害を身をもって知る 友人の たれ かれは ” こたつ断ち ” を宣言実行している こたつに入ればぐうたら度が増…

更地

ふる里の 実家の近くにある家が取り壊されて 空き地になっていた 子供のころ 何度も遊びに行って 間取りなども知っていた コンクリートの跡など見ると その頃の景色が見えてくる 噴水や鯉のいた池も 埋められ 造作に凝って 高い縁の下まで取り込んで造られて…

親族

法事で親類が集まった 皆 似た顔ばかり 年齢を告げあって 驚く 歳をとると骨格があらわになって よけい似てくる 以前 NHKのサイエンスゼロ で 現代日本人の2割は縄文人の遺伝子を 持っているといっていた 二重まぶたである ウインクができる 皮膚にシミが出来やす…

道を歩いていて 道路の勾配の変化を 感じ易くなった ほんのちょっとの 上り坂とも言えぬ傾斜に 足裏が反応するのだ つま先の上げ幅が何センチか違うだけで 疲労感が変わる それでも 山手の高台に住んでいる人に比べたら 平坦な地に居るだけ楽なのだろう 十数年…

周期

自分の人生を省みるとき ” お金 ”にはあまり恵まれていなかったけれど ” 人 ”には恵まれていたとおもう その時々に 尊敬する先生 先輩 友達がいて 様々に啓発されてきた しかし 5~6年もすると どんなに親しくしていた人でも 別れがやって来る 移転 転勤 そ…

白内障の手術をした 術後 はじめて見た色彩の鮮やかさは どう表現していいのだろう 瑞々しい透明感というか 本物の色はこれなんだよ と せまってくるような 迫力があった 子供の頃はこんな見え方をしていたのだ とあらためて思う 信号の緑色が 水からすくい…

緩衝材

息子宛てのアマゾンのダンボールや緩衝材が ごちゃごちゃとごみ袋に突っ込んである 整理していて その新しい素材の緩衝材が いつになく柔らかく見えた これをクッションの中綿に足せば 程よい堅さになりはしないか その緩衝材を並べて 乗ってみたり 座ってみ…

絵の仲間たち

明日から一週間の予定で 絵のグループ展がはじまる 二十人ちかくで二点ずつ出品するので 小さな会場はいっぱいだ ギャラリーの店員さんはさすが手慣れたもの 絵の先生の指示通り 過不足なく飾りつけられる 先生の持論 それぞれの個性を活かす の とおり絵は個性豊…

悔い

私が子供の頃 父は月に一度 気のあった人達と素人の短歌会を催していた 会場は回り持ちのようであったが 我が家がよく使われていた 二つの部屋のふすまを外して 大人達が居並んで何か喋ったり 笑ったりしているのを聞きながら 何が面白いのだろうと 隣の部屋…

独り言

前方から来る高齢の婦人に 何か声をかけられた と 思い 目を向けると どうも独り言のようだ 突っかかるような語調で 何かしゃべりながら通り過ぎていく その人だけの世界に没入している様子 きっと何ごとか腹ふくるる思いがあるのだろう 口から溢れ出て 止め…

梅雨明け

絵の教室の グループ展の案内状が出来たので 地方紙の市内催事案内版に 掲載してもらおうと社屋を訪ねた 入り口の照明がいつもより暗いので 不審に思いながら受付に向かうと 誰もいない 台の上に 本日の業務は終了しました と表示板がたっている まだ昼をちょ…

縫う

山積していた用事が一段落つき 裁ち台の上をやっと片付けた 裁ち鋏や 針が錆びかける寸前だ 中指の腱鞘炎のため 指ぬきなど爪の上にはめるのがやっと 手始めに 既製品の夏物のパンツの ウエストに縫い止めてあるゴムを解く 息子の90㌢のウエストに 70㌢のゴムでは大幅な…

錯誤

十数年前 福岡西方沖地震 というのがあった 震度6弱 その時 私は 飛び出そうとする電子レンジを必死に押し戻しながら これは地殻の 何かの間違いではないか と思った この地に体の揺れる地震があるはずがない と 固く信じていたから 体は揺れているのに 地震…

3月生まれ

3月 それも月末の生まれで 少々ソンをしたと思っている 小学1年の時には既に一回り年長の子と同級生だった 頭も体も発達の差があった 出席名簿も生年月日の順であったので なんでも最後になった 身体検査などハダカで待たされた それは小学生で終わったけれど…

BGM

スーパーに入り商品の棚を眺めながら 歩いていると BGMのピアノ曲が コロコロと耳に流れこんできた ざわざわしていた気持ちが 軽くなるように心地良い クラシック音楽を 普段あまり 聞くこともないが 漢字二文字で書いたら 玲瓏 とでも言おうか 突然 音が変り スーパーのコ…

自画像

絵の教室で自画像を描くことになった 先生曰く 「 洋の東西を問わず 自画像は実物より立派に 美しく描かれている という定説があります 」と 生徒の個性にあった表現の仕方で 先生は指導に当たられる それぞれ 手鏡を見ながらのデッサン それを転写して色を重ね…

家風 その(3)豆腐

見合い結婚をした私が 新婚旅行から帰ってはじめて 夫の実家に泊まった時のこと 朝起きると既に姑は立ち働いていて 御飯と味噌汁ができあがっていた 恐縮して食卓についたとき 汁椀の豆腐は 実家の4倍位の大きさに切ったものだった その時 ああ! 私は生家を…

家風 その(2)  布きれ と 石鹸

嫂が言った 「◯△家の人達(私の実家)はみんな風呂に入ると垢すりをさすね」 (さす)= ‥する,‥ される, しなさる、 なさいます、の九州北部の方言 (‥しなる)=しなさる、の佐賀の方言 (‥しんしゃる)=福岡の方言 私は風呂に入ると必ず 体の垢は指の腹で …

家風

嫂が我が家の一員になった時 私は二十を少し過ぎていた 何年かたって嫂が家族にも馴染んだころ 洩らすように言ったこと とは 嫂は嫁に来たばかりの頃 毎日の食事時は 息が詰まる思いをしたそうだ 二つのちゃぶ台を囲んだ家族は 舅 姑 小姑 あわせて七~八人…

生きる力

誰の手もわずらわせず 新幹線で孫のところへ行ったり 自分の足であちこち歩き回ったり出来るのは 後 5年くらいかと 覚悟している それ以後は 誰かの判断を必要とするか 気の進まぬことにも ウンと言わなければならない事も出でくるだろう 好き勝手が出来るの…

椿の花

椿の花を描きたいとおもった 1月 2月と椿のありそうな家々の塀のなかを それとなく探した 山茶花は生垣などに植えてあり あちこちにあった 探すとなると なかなかみつからない 知人が植物園か城跡に行けばあるという 寒い人気のないところなど いく気がしな…

整理

ミニマリストの ブログを楽しみながら読んでいた 気が付いたのは ブログを書くという時間が 私にとって 一番無駄な時間ではないか と言うことだった 断捨離 の手始めは ブログからしばらく距離をおくこと 残された時はあまりないのだ ガラクタに埋まりかけた…

着たきり雀

十数年前 夫の入院で 病院と自宅を忙しく往復していた時期のこと 息子や娘の家族が 遠方から入れ替わり立ち替わり 見舞いに来る そんな時期 十日程 娘と来ていた幼い孫娘が 「 おばあちゃん おばあちゃんはどうして おなじ服ばかり着てるの 」 と言った 私は…